2016.03.08

2015年度以降の取り組み

 

『原則6:人々の国際市民としての意識を高める』

『原則9:教育を通して,持続可能性を推進する』

テーマ名:シンポジウム「日本とモザンビーク 2つの大学が織りなすグローカルコラボレーション」の開催

愛媛大学は,平成28年2月,本学がサテライト・オフィスを置くモザンビーク共和国・ルリオ大学からフランシスコ・ノア学長を迎え,大学関係者および一般市民を対象に,シンポジウム「日本とモザンビーク 2つの大学が織りなすグローカルコラボレーション」を開催しました。シンポジウムでは,これまで愛媛大学とルリオ大学が展開してきたグローカルな学術交流を先進事例に,めざましい発展を遂げるアフリカの未来に貢献するために必要となる,地域に根ざした大学間連携協力について議論しました。

シンポジウムの様子

ノア学長は,発展途上国において大学が担う地域での役割について語り,日本とモザンビークの今後の交流の展望について期待を寄せられました。また,学位取得のために本学に在籍するルリオ大学教員4名が成果報告を行い,「帰国後は日本で学んだリサイクルを通じたビジネスをモザンビークに還元していきたい」と述べました。

モザンビーク北部に拠点を置くルリオ大学は,深刻な貧困問題を抱える同地域において社会問題の解決に資する重要な役割を担っており,教職員の能力向上,キャンパス施設の整備が急務となっています。今後も愛媛大学は,モザンビーク交流推進班が中心となり,両国政府組織と連携しながらモザンビークへの支援を継続して行い,交流の深化を図っていきます。

シンポジウム後,講演者らが集い,意見交換

ノア学長らが医学部附属病院を視察