2018.12.11

経済学部・高安健一ゼミナール「エコプロ2018」で研究成果報告

高安健一ゼミ(開発経済学)の3年生5人で構成されるZero Food Wasteチームが2018年12月6日(木)~8日(土)に、東京ビッグサイトで開催された国内最大級の環境イベントである「エコプロ2018」に出展しました。

高安ゼミでは開発経済学を専門教科とし、3年次にプロジェクト型課題解決学習(PBL)に取り組んでいます。Zero Food Wasteチームは、日本の若者の食料廃棄率が世代別で最も高いことに注目し、ZINEと呼ばれる若者を対象とした自由度の高い冊子『FOOD ISSUES: The Road to SDGs People』を作成し、およそ400人に配布しました。食品ロス削減を入口に、2030年を達成目標とするSDGsに取り組む人材を育成することも視野に入れた企画です。

SDGsの12番目の目標である「つくる責任 つかう責任」のなかで、食品ロスが解決すべき課題として取り上げられています。

食品ロス削減ブースでは、『FOOD ISSUES』のポイントを示すパネルと写真を用いて来場者に説明しました。企業の方、食品ロス削減を実践されている方など、多くの来場者がブースを訪れてくださいました。

ブースに展示したパネルは、「プロジェクトの経緯」「大学生が廃棄しやすい野菜トップ5」「廃棄されやすい野菜で作るスパイスカレー」の三部で構成。

来場者に研究内容を解説、意見交換を行った。

実際にスパイスを置いて来場者にスパイスの良さを説明した。

スパイスカレーのレシピ動画を放映し、スパイスカレーが簡単に作れることを示した。

3日間のイベントを通じて、1年にわたるプロジェクトの成果を多くの来場者に伝えることができました。若者の食品ロス削減策について『FOOD ISSUES』を用いて訴えることで、多くの共感を得たことは財産となりました。

※日本経済新聞社と一般社団法人産業環境管理協会が共催し、内閣府、経済産業省、環境省などが後援するエコプロ(2016年にエコプロダクツから改称)は、今年20回目の開催を迎えました。今回は2015年の国連総会で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を踏まえ、「SDGs時代の環境と社会、そして未来へ」をテーマに、538もの企業、団体、研究機関、大学等が出展し、およそ17万人が来場しました。

[関連リンク]
エコプロ2018公式サイト(http://eco-pro.com/2018/
Zero Food Wasteチームの出展者情報(https://eco-pro.biz/exhibitor/info/EP/ja/11353/?fbclid=IwAR2GAnfIg_SMDtRpYnaBQMOHm82JAJB8jHC-KCqIdJoX0O_QKY59c7kZM3I
高安健一ゼミ・フェイスブック(https://www.facebook.com/takayasuseminar2017/)より『FOOD ISSUES: The Road to SDGs People』PDF版をダウンロードできます。