2020.01.15
英語学科主催講演会「国際協力の第一線で子どもたちを笑顔にする」報告
英語学科の授業「国際関係特殊講義b」(担当教員 佐野康子)の一環として2019年12月19日(木)に国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパンの望月亮一郎氏をお招きし、「国際協力の第一線で子どもたちを笑顔にする」と題する講演会を開催した。英語学科グローバル社会コースの選択必修である同授業は、アフリカをめぐる国際関係、特に国際支援、貧困、紛争などをテーマに講義を行っている。
今回ご登壇頂いた望月氏は、神戸大学大学院修了後、一般企業で働いた後、在ザンビア日本国大使館で専門調査員、その後マラウイではJICA専門家としてご滞在なさり、現在は大手国際協力NGOであるワールド・ビジョン・ジャパンの支援事業部開発事業第3課(アフリカ担当)課長代理として国際協力の現場の第一線でご活躍なさっている。
講演会には約180名が参加し、望月氏の話に熱心に耳を傾けた。講演では、ご自身の生い立ち、国際NGOであるワールド・ビジョンとしての役割と現況、政府との関係性、支援の難しさややりがいなど、ルワンダやコンゴ民主共和国でのご自身のご体験をもとにたっぷりとお話頂いた。
ミレニアム開発目標(MDGs)を引き継ぐ持続可能な開発目標(SDGs)の大きな目標の一つに貧困削減がある。アフリカの人口の約3割が世界銀行の定める貧困ライン(1日1.90米ドル)以下の暮らしを余儀なくされている。先進国に住む私たちは世界の貧困にどのように関われるのか、どのような貢献ができるのか。来場者は講演を通して数多くの気付きを得たことだろう。
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