2023.12.06

交流文化学科主催『マイスモールランド』(2022年日本・川和田恵真監督)映画上映会実施報告

2023年11月15日(水曜日) 午後3時30分から午後6時

会場:W203教室

主催:外国語学部交流文化学科

対象:本学学生、教職員、一般

 

国連アカデミック・インパクトの第10原則「異文化間の対話や相互理解を促進し、不寛容を取り除く」へのコミットメントとして、『マイスモールランド』(2022年日本・川和田恵真監督)映画上映会を実施した。

 

交流文化学科では2022年、クルド難民の青年を取材したドキュメンタリー映画『東京クルド』(2021年日本・日向史有監督)を大講堂で上映した。今回はクルド難民関連2回目の映画上映会になる。

 

『マイスモールランド』は難民申請が却下され在留資格を失った家族の苦境を描いた劇映画である。在留資格を失っても日本に留まって暮らそうとする人たちを国は「送還忌避者」と呼ぶ。しかし彼女たち/彼らの多くは、現地で待ち受けている迫害の恐怖から、あるいは日本人配偶者や、日本で生まれ育った子どもたちとの生活を大切にしたい思いから、帰国の選択ができずにいる。就労が禁止され、健康保険もなく、移動の自由すら厳しく制限されながらも日本社会で生きようとする人たちとの共生をどうやって実現していくかが問題となるだろう。

 

関連して、11月28日には他大学に通うクルド人難民の学生を大学にお招きし、獨協大学の学生たちとの交流、ディスカッションの場を持つことができた。

 

なお、交流文化学科では国連アカデミック・インパクト関連イヴェントとして、映画上映、講演会、シンポジウム、写真展などを、毎年実施している。

 

 

企画・実施責任者

高橋雄一郎