2015.05.01
ラオスの地方3病院に白衣を寄贈
平成26年10月30日~11月6日
ラオス人民民主共和国の北部シェンクワン県内にある3病院に、鶴見大学として日本から白衣を寄付をしました。
鶴見大学歯学部学生・卒業生・職員から寄付された、善意ある診療用白衣・ユニフォーム計103着を鶴見大学国際交流センターから永坂哲教授、NPO法人「難民を助ける会(AAR)」スタッフ、及び本学卒業生が同県保健局局長、各病院長との面会・贈呈式を経て、白衣不足に悩む医師・看護師らに直接を手渡しました。
ラオス人民民主共和国は、世界でも深刻な不発弾汚染地域の一つであり、インドシナ戦争中に投下されたクラスター爆弾の一部が現在もなお不発弾として残されています。
クラスター爆弾は、1つの爆弾の中に数百個の子爆弾が入っており、投下されると空 中で破裂し、子爆弾が広い範囲にばらまかれ、中に仕込まれた金属の破片などが建物や人の身 体を貫いて破壊します。被害に遭うと死亡する確率も高く、命が助かったとしても手足を失ったり体中に傷跡が残ったり深刻な障害が残ります。また、不発弾として残 ることが多い子爆弾は、処理も大変で除去作業をする隊員の被害例も少なくありません。
不発弾事故などにより病院にて外傷を処置する際には、菌を中から持ち出したり、外から持ち込まないためにも白衣は重要な役割を果たします。
しかしながら、多くの病院では十分な数の白衣がスタッフへ行き届いていないのが現状です。
現地では、届けた白衣を早速試着して満面の笑みを浮かべ喜んでくれました。
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