2021.11.17
映画「イージー・レッスン」の上映会を開催しました~WELgee代表の渡部カンコロンゴ清花さんが講演
「UNHCR WILL2LIVE Cinemaパートナーズ」に参加している本学では、「UNHCR WILL2LIVE ムーブメント 2021(第16回UNHCR難民映画祭)」の開催にあわせて、10月10日(土)と29日(金)に映画「イージー・レッスン」をオンラインで上映し、両日あわせて学内外より約300名が参加しました。
本映画祭は映画を通して難民への理解を広げることを目的としており、大学をはじめ教育機関とも提携し、啓発活動を展開しています。UNHCRと連携協定を結ぶ本学では、2017年より学校パートナーズに参加し、開催にあたっては、国連の平和運動を推進する本学学生団体ASPIRE SOKAとの共催で準備にあたりました。
上映前に、映画祭学生責任者の家田智美さん(法学部4年)の挨拶に続き、玉川直美さん(文学部4年)が青年国際交流事業「世界青年の船」に参加した経験等を通し、「映画をとおして難民問題に関心をもってもらいたい」と語りました。
続いて、WELgee代表の渡部カンコロンゴ清花さんが、「逆境を乗り越えて来た若者たちと共に築く日本社会」と題して講演。日本に来た難民の経験や専門性を活かした人材プログラムを運営するWELgeeの活動を紹介しながら、社会課題を解決する仲間として難民問題を捉え、難民とともに新しい道を開いていくことが大事な視点であると述べました。その後、オンラインのチャット機能を通じて質疑応答が行われました。
参加した方からは次のような声が寄せられました。
映画を鑑賞した方の声
- 日常生活の中で、難民について学び続けることは容易ではないと感じているため、このような機会をいただき学びへの意欲がわきました。今いる場所でできることを頑張りたいと思います。
- 一人の難民のリアルな日常を少しだけ知ることができ勉強になりました。宗教というのはその人の日常に深く関わるものであり、個人や家族にとって大きなものであることを改めて感じました。
- 紛争だけではなく児童婚から逃れてきたというまた違う形での難民のお話を聞けてよかったです。私の印象では難民の人々は冷たくされてしまうのではないかという偏見がありましたが、受け入れ国の先生や友人など身の回りにサポートしてくれる温かい人々もいることを知りました。希望を捨てずに、自ら努力して試験に合格したカフィアさんの強さを感じました。
- 上映会を毎回楽しみにしています。世の中のいろんな人々を「知ること」から勇気の行動が生まれると思っています。学生の皆さんの活躍を陰ながら応援しています。
渡部さんの講演への感想
- お話を聞いて、「難民」=可哀想な人ではなくて、一緒に社会課題を解決する仲間という言葉がとても印象的でした。渡部さんの素敵な笑顔と行動力、共感力共に素晴らしくて、自分を振り返る良いきっかけとなりました。本日は貴重なご講演大変にありがとうございました。
- 行動力をもって、難民の支援を従来のやり方とは異なるような斬新でよく考えたられた方法で実践している姿にとても深く感銘を受けました。私は、ヨーロッパに交換留学を予定していますが、ヨーロッパにも難民は沢山おられることを知っているので、少しでも何か行動を起こして難民について考えることができたらなと思います。ありがとうございました。
- 貴重なお話、大変にありがとうございました。難民の存在は実はとても身近であること、難民や申請者の方々の幸福な暮らしには制度にも人々の心にもまだまだ壁があること、そのような方々を支えるための様々なアプローチがあること等、たくさん学ばせていただきました。現在大学生で、在学中の留学を考えているのですが、今日のお話を、自身の留学や将来を考える上で参考にさせていただきます。
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