2021.07.08

【7/17・7/24】平和問題研究所・連続セミナー「SDGsの促進と核兵器禁止条約」を開催!

核兵器禁止条約の採択から 3 年を経て本年(2021 年)1 月には同条約が発効しました。2022年1 月には第 1 回の締約国会議の開催が予定されており、核兵器禁止という規範をどのように履行していくのかが問われています。

核兵器禁止条約では、核兵器のない安全保障を実現できるか否かは「すべての人類の安全保障」(security of all humanity)の問題であるとの思想を示しています。この思想は、「持続可能な開発目標」(SDGs)の思想-「すべての人間が尊厳と平等の下に、そして健康な環境の下に、その持てる潜在能力を発揮することができることを確保すること」―と、いわば人類の生き残りの戦略目標という点で通底しているのではないでしょうか。

核軍縮に向け重要な年となった本年、設立 45 周年を迎える創価大学平和問題研究所では、前述のような観点から、核兵器禁止条約が実効性を高め、核軍縮をすすめる力となるためにどのような取り組みが必要かを検討する連続セミナーを開催することとしました。

今回、日本を代表する平和研究機関の御協力をいただき、素晴らしいゲストスピーカーをお迎えすることができました。

ゲストの皆様に感謝申し上げますとともに、その知見から多くのことを学んでいきたいと思います。御関心をお持ちの多くの皆様の御参加をお待ちしております。

※セミナー参加費は無料です。参加を希望される方は事前登録をお願いします。

※詳細は参加案内チラシをご覧ください。⇒セミナー開催案内

 

●第Ⅱ期

【日時】 7月17日(土) 13:00-14:30

【講演】 「SDGsと核兵器禁止条約:核文明のデストピアを超えるために周辺から考える」

【講師】 佐藤 幸男 名誉教授 (富山大学)

【討論】 中山 賢司 准教授 (創価大学)

※参加申込はこちら ⇒ https://forms.gle/wET2NXKYAP6NUtt39

 

【日時】 7月24日(土)13:00-14:30 ※English Session 英語で行われます(通訳無し)

【講演】 “Being present with the past and the future at nuclear weapon test sites:

A challenge for TPNW effectiveness”

【講師】 Dr. Robert A. Jacobs, Professor of History

Hiroshima Peace Institute

Graduate School of Peace Studies, Hiroshima City University

【討論】 Dr. Hibiki Yamaguchi

Visiting Researcher

Research Center for Nuclear Weapons Abolition, Nagasaki University

※参加申込はこちら ⇒ https://forms.gle/wET2NXKYAP6NUtt39

 

過去のイベント

【第Ⅰ期】

6 月 19 日(土)13:00-14:30

【挨拶】玉井 秀樹 教授(創価大学平和問題研究所・所長)

「SDGs の促進と核兵器禁止条約」

【講演】高原 孝生 教授(明治学院大学国際平和研究所・所長) 「あらためて核兵器禁止条約発効の意義を考える」

 

6 月 26 日(土)13:00-14:30

【講演】吉田 文彦 教授(長崎大学核兵器廃絶研究センター・センター長)

「第三の核時代:破滅リスクからの脱却」

【討論】前田 幸男 教授(創価大学) 7 月 3 日(土)13:00-14:30

【講演】川野 徳幸 教授(広島大学平和センター・センター長)

「核兵器禁止条約とヒロシマ」

【討論】中山 雅司 教授(創価大学)

 

SUPRI連続セミナー 第3回

【日時】 7月3日(土) 13:00-14:30

【講演】 「核兵器禁止条約とヒロシマ」

【講師】 川野 徳幸 教授 (広島大学平和センター・センター長)

【討論】 中山 雅司 教授 (創価大学)