2018.10.26

講演会「ルワンダ・大虐殺後の和解と共生~その困難と希望~」を開催

2018年10月26日、神戸外大魅力発信事業「平和構築と教育」の一環として、ルワンダに初めて平和に関する学科を創設した、ルワンダ・プロテスタント人文・社会科学大学の教員、佐々木和之氏の講演会「ルワンダ・大虐殺後の和解と共生~その困難と希望~」を開催しました。

佐々木さんは、2005年からルワンダ大虐殺後の「癒しと和解」プロジェクトを展開し、地元の教会やモスクと協力しながら、癒しと和解セミナーや、被害者と加害者両者が参加する協働グループへの支援活動を行ってきました。講演会では、佐々木さん自身の活動についてや支援団体の紹介などが話されました。

会場には、市民の方をはじめ、本学学生、卒業生、教職員、他大学の教員なども含め約70人が、佐々木さんの言葉に熱心に耳を傾け、 質疑応答では多数の質問があり、関心の高さが窺えました。

また、講演後の交流会では、ルワンダ問題から広がって、政治的暴力や、真の共生、和解とは何かなど、学生が日頃感じていても、なかなか言い出せないような問題意識を素直に語り合い、議論を深めました。