2022.11.20

関西医科大学におけるSDGsの取り組み:全ての人々に健康と福祉を

2022年11月5日、関西医科大学学術際2022において、医学部・看護学部・リハビリテーション学部の合同シンポジウムが開催され、各学部2名が「SDGs目標3. すべての人に健康と福祉を」の取り組み事例について報告を行いました

医学部からは小児の環境たばこ煙曝露および産後大量出血、看護学部からは子ども虐待における0日0か月死亡および慢性性疾患における外来看護の役割、リハビリテーション学部からは高齢者の健康増進および作業療法による自殺対策について報告されました。

引き続き行われたパネルディスカッションでは、人間の基本的な権利である健康については格差や不平等は容認されるべきではないというアルマ・アタ宣言の基本精神に基づいて討論されました。この宣言は主として先進国と開発途上国の間の不公平性を強調したものですが、医療先進地域としての枚方市に立地する本学がSDGsにどの様なインパクトを与えることができるのかについて討論されました。

その結果、先進国の中であっても乳幼児、小児、妊産婦、精神疾患有病者、高齢者といった社会的弱者に目を向け、活動を強化していかなければならないというコンセンサスをこのシンポジウムで得ました。