2020.12.01
JICA草の根技術協力事業完了報告会「太平洋島嶼部におけるごみ問題改善~ミクロネシア・チューク州での協働型2Rプロジェクト」にて本学教員、学生が登壇しました
JICAの草の根技術協力事業完了報告会「太平洋島嶼部におけるごみ問題改善~ミクロネシア・チューク州での協働型2Rプロジェクト」が、11月12日(木)に、オンラインで開催され、本事業のプロジェクトチームの一員として参加した経済学部の碓井健寛教授と経済学部生の後藤花音さん(4年生)が登壇し、活動の様子を発表しました。
本プロジェクトは、2017~2019年度の3年間で、八王子市がJICAと共に実施した「草の根技術協力事業」として行われました。八王子市のゴミ減量のノウハウを生かし、大量のゴミが家の外や海に放置されるなどの課題を抱える太平洋の島国・ミクロネシア連邦での状況改善にあたりました。本学は、市の公募により選出され、本事業に参加が決定し教員、学生が現地へ同行し、主に2R(リデュース、リユース)にプロジェクトに関わりました。
事業報告会では、初めに八王子市役所の担当職員より、プロジェクトの全体概要について発表があり、ミクロネシアの島嶼国としての課題などについて発表がありました。ミクロネシア・チューク州では、ゴミ減量を進めるためのリサイクルシステムが無かったり、ゴミ収集車両の故障が頻繁に発生したりするなどが原因で、街中にごみがあふれていました。そこで、2R(リデュース、リユース)の啓発活動やゴミ収集車の車両整備業務などによる改善プロジェクトを実施。
プロジェクトに参加した碓井教授からは、現地で実施した意識調査や店頭調査の統計分析、地元住民と開催したワークショップの様子が報告され、「課題解決を日本から来た“私たち”が行うというフェーズから、現地のローカル専門家を育成し、“彼(女)たち”が実施する」と変容していったことに言及。今後も新たな研究助成を通じて、ミクロネシアに関わっていくと述べました。
一緒に参加した後藤さんは、「現地の方は、ヤシの葉を用いてうちわを作ったりして、自然にある身近なものを生活に取り入れている。交流を通じて、そのような知恵をたくさん学んだ。“現地のために何かしよう”という観点から“現地の方から学ぼう”となってからは、学びを活動に役立てることができるようになった」と活動のレポートと共に感想を語りました。
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