2018.06.30
「Global Citizenship Week 2018」を開催ー学生主催のSDGsへの達成を目指した取り組みー
世界の高等教育機関と国連の連携を推進するネットワーク「国連アカデミックインパクト」の活動の一環として、本学の学生団体ASPIRE SOKAでは、「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」に掲げられた17の目標への取り組みとして、「Global Citizenship Week 2018」を6月18日から22日にわたって開催しました。
期間中は「SDGs達成への世界市民としての行動」をテーマに掲げ、国連開発計画(UNDP)のアフリカ局TICADプログラムアドバイザーの小松原茂樹氏による特別講演のほか、ASPIRE SOKAや本学クラブ団体、NPO団体等によるワークショップなど計5つの企画を実施しました。
6月22日(金)に開催された特別講演には100名をこえる学生が参加しました。冒頭、主催者でASPIRE SOKA代表の古賀優奈さん(法学部4年)が期間中のプログラムを振り返り、「SDGsが掲げる達成目標を意識し、自分のできることから行動を起こすことが世界市民の第一歩であることを学びました」と述べました。
続いて、山口有紗さん(法学部3年)と松本大樹さん(理工学部3年)がSDGs達成に向けた事例報告として、「リサイクル石けんを使った手洗い教育で下痢予防 IN INDONESIA」のプロジェクトを発表。インドネシアのNGOや大学と連携し、現地の小学生を対象とした手洗い教育の実践に向けて準備してきたこと等を紹介しました。
最後に、国連開発計画(UNDP)のアフリカ局TICADプログラムアドバイザーの小松原氏が「SDGsとTICAD: アフリカ開発への期待と課題」と題して講演を行いました。小松原氏は、約170の国で活動している国連開発計画の役割を紹介した後、1993年の第1回TICAD(アフリカ開発会議)開催以降、国連開発計画が共催者として市民社会や民間企業と連携し、アフリカ開発のために取り組んできたことに触れながら、「TICADでの議論が国連の共通目標になっていくケースが多くあります。会議への参加者も第1回の約1,000人から、前回の第6回は約14,000人へと増えており、アフリカ開発への関心の高さが伺えます。女性の地位向上やテクノロジーの活用など課題が多い分、チャンスも多くあります。民間企業をはじめ様々な機関が、SDGsで掲げられた目標のどの部分に貢献していくのかを考え、行動していくことが大事だと思います」と語りました。そして、国際社会で働くことを目指す学生に対し、「先入観を持たずに受入れるオープンマインドが大事です。情熱と使命感をもって学び、国連機関をはじめ、国際社会で活躍できるよう力をつけてほしいと思います」と期待を寄せました。

SDGs達成に向けた事例報告

主催者を代表して古賀さんが挨拶
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