2014.09.15

モンゴルの環境に関するフィールド調査を実施

 経済学部内田勝巳教授(研究分野:国際開発)とゼミ生が、2014年3月17日~21日と、2014年9月7日~11日、モンゴルで環境に関するフィールド調査を実施しました。

 3月は、首都ウランバートル市内のごみ処分場や近郊の小学校を訪問し、モンゴルで深刻な問題となっている大気汚染の現状について調査。また、農家での聞き取り調査をはじめ、JICA関係者からモンゴル経済や日本の国際協力について、さまざまな情報を収集しました。

 また、9月には現地のNGOクリーン・エナジーの協力を得て、環境グリーン開発省、ウランバートル市役所、トゥブ県庁を訪問し、環境関連の情報収集を行うとともに、ウランバートルやトゥブ県のゲル地区に居住する住民への聞き取り調査を実施。ゲルで使用する石炭ストーブが、ウランバートルの大気汚染の大きな原因になっていることや、上下水道や廃棄物処理のインフラが整備されていないゲル地区の住民の生活環境向上も重要な課題であると認識を深めました。

 参加した学生は、今回の調査で得られたデータをもとに卒業論文を作成する予定です。