2021.01.12

「オンライン学園祭」でSDGs

2020年11月1日(日)に、SDGsをテーマとした「オンライン学園祭2020 未来永劫~人を集めず、人をつなげる~」を開催した。同学園祭では、ゼミやクラブ、サークルなどの活動を動画で披露する「オンライン展示会」と、SDGsのテーマに沿って各団体がレシピを発表する「SDGs料理フォトコンテスト」が実施された。多くの学生団体が参加する中、「タイ国際協力プログラム」へ参加した学生がこの2つの企画に出展した。

        

タイ国際協力プログラムとは、タイという異文化の環境下で、日本が途上国に貢献する意味・意義を「国際協力」と「ビジネス」の視点から捉え、問題・課題解決能力を養う地域参画型プログラムである。本プログラムの舞台となっているタイ東北地方の主要都市コンケーンは、ASEAN地域のハブ都市として近年発展が進んでおり、発展に伴いより多くのインバウンドを増やしたいという街のニーズがある。一方で、タイ国内の他主要観光都市と比べ、観光資源が非常に乏しいことが問題となっている。このニーズと問題を解決するべく、本プログラムの参加者は、現地でホームステイ・ファームステイを通し観光資源を調査し、現地大学生とのディスカッション等を通して観光誘致案(観光プラン)を企画するものである。本プログラムはSDGsの目標8.9「雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する」に対応している。

今年度は新型コロナウィルスの影響によりプログラムを催行することができず、その代替として、日本・タイ両国の学生間の交流と、コンケーンのPRを目的としたオンラインプログラムを実施した。「オンライン展示会」では、オンラインプログラム当日の模様を動画で披露した。「SDGs料理フォトコンテスト」では、「見タイ!知りタイ!作ってみタイ!」と題し、「世界で最もおいしい50種類の食べ物」で1位を獲得したマッサマンカレーのレシピを発表した。