2020.10.23

本学の環境に関する取組みを網羅した三重大学「環境報告書2020」を公開しました

環境報告書2020表紙
 ISO14001認証を2007年から継続して取得している三重大学は,第15回目の環境報告書として,本学の環境および関連するSDGsの取組みを網羅した三重大学「環境報告書2020」をとりまとめWeb上に公開しました。
 ちなみに,ペーパーレス化の観点から全面Web形式としたのは,昨年版に引き続き2回目となります。

 特に今年版では,昨年度末からの新型コロナウイルス感染症に対する内容も盛り込みました。具体的には,コロナ禍で対面できない状況において遠隔会議システムなどを活用し,学生と教員,大学生協,役員・学長との対話が実施されましたので,その様子が環境座談会「三重大学と学生の『新しい生活様式』を考える」に掲載されています。

 また今年版はWeb形式の強みとなる動画配信や,他Webへの誘導(リンク)機能を活用し,より分かり易い表現ができるように工夫しました。

  さらにWeb形式の利点となる「SDGsから記事を検索」機能を強化し,SDGsの各目標と三重大学の環境活動の関連が分かるような体裁としました。

 また,ISO14001が大学病院を除く全学をカバーしていることから,三重大学の環境・SDGs活動も全学一丸となって行うことが本学の特徴となっていますが,例えば研究活動においても,全学から本環境報告書のために募った環境・SDGsに関連する研究成果として,

・『種の歴史から考える生物多様性の保全〈教養教育院〉福田 知子(講師)』
・『オーバーツーリズムでの持続可能な地域メカニズムに関する研究〈人文学部〉朝日 幸代(教授)』
・『安濃川を主題とした地域学習の展開〈教育学部〉荻原 彰(教授)』
・『病気における遺伝子と環境の役割:小児四肢疼痛発作症〈医学系研究科〉小林 果(講師)』
・『画像と映像の処理と健康や福祉への応用に関する研究〈工学研究科〉鈴木 秀智(准教授)』
・『豊かな森を育む土壌生物:線虫(センチュウ)を通して森をみる〈生物資源学研究科〉北上 雄大(助教)』
・『地域資源の活用を基盤とする地域企業の役割(地域における共通価値創出)に関する研究〈地域イノベーション学研究科〉矢野 竹男(教授)』
・『持続可能な社会の構築を下支えする技術-高機能性光触媒による環境浄化法〈工学研究科〉勝又 英之(准教授)』
が掲載されており,一般の方々にも興味の持てるものとなっています。

 ぜひ,下記URLにてご覧ください。

 

三重大学「環境報告書2020」  https://emr.gecer.mie-u.ac.jp/2020/

三重大学「大学からのおしらせ」https://www.mie-u.ac.jp/topics/university/2020/10/post-824.html