2019.11.20

豊橋技術科学大学の公式HPで、SDGsの取り組みについてのページを公開

豊橋技術科学大学は、大西学長が提唱する「大西プラン2019」の重点項目として、『国連アカデミックインパクトのメンバーとして、世界の貧困、食料や水不足、都市問題、環境悪化や地球温暖化等の世界の人々が共通に抱える問題への対処を通じて「持続可能な開発目標(SDGs)」に取り組みます』と宣言し、大学全体でSDGsの達成に向けて取り組む意向を表明しました。

これを受けて、2019年10月、本学におけるSDGsの取組についてのページが公開されました。

豊橋技術科学大学におけるSDGsの取組  

https://www.tut.ac.jp/about/sdgs.html


教員意識調査

同ページでは、本学教員を対象にしたアンケート調査の結果が公表されています。この調査は、SDGsの達成に向けた取り組みを大学として推進していくにあたり、現状を把握し今後の方向性を見定める目的で、2019年5月、本学教員を対象に実施されたもので、139名が回答しました。

SDGsの17のゴールのうち、「①自身の教育・研究活動が、直接的に貢献しうる分野(単一回答)」「②自身の教育・研究活動が、将来的に、または間接的に貢献しうる分野(複数回答)」についてそれぞれ尋ねたところ、①直接的には、全体の約半数(47%)が「ゴール9:産業と技術革新の基盤をつくろう」を選択し(表1)、②将来的・間接的には「ゴール9:産業と技術革新の基盤をつくろう(31%)」「ゴール4:質の高い教育をみんなに(24%)」「ゴール3:すべての人に健康と福祉を(23%)」の順に多く選択する(表2)、という結果となりました。このことから、本学教員にとって最も身近なのは「ゴール9」であることがわかりました。

また、①と②の回答を合わせると、17の全てのゴールが網羅されており、本学の教育研究を通じ、幅広くSDGsの達成に貢献しうることもわかりました。

 


IGNITEセミナー「持続可能な社会を目指して-SDGsの理論と実践-」

学内におけるSDGsの理解を促進することを目的として、2019年10月17日と24日の2回に渡り、IGNITEセミナー「持続可能な社会を目指して-SDGsの理論と実践-」を開催しました。

IGNITEセミナーのチラシ

第1回は、『SDGsの本質を理解しよう(SDGsの理論と仕組み)』と題し、SDGsに関する基本事項を確認。第2回は、『SDGsの達成に向けた取組を学ぼう(SDGsの実践)』として、本学学生がこれまでに国内外で参加したSDGsに関するセミナーやワークショップの学びについて、報告しました。

セミナーに参加した学生からは、「SDGsについてあまり知らなかったが、今回のセミナーでよくわかった」「自分に何ができるのか考えていきたい」等の意見が出ていました。

豊橋技術科学大学は、SDGsの理解促進のため学内での教育活動を今後も継続するとともに、地域のアクターとのネットワークの強化・構築を目的とした地域フォーラムの実施も計画しています。

写真:第1回セミナーの様子

写真:第2回セミナーの様子