2024.01.15

3.11の経験を留学生へ ~東日本大震災を経験した学生による被災体験講話会~

2023年12月15日、東日本大震災を経験した有志の学生による被災体験講話会が、豊橋技術科学大学のTUTグローバルハウスで実施されました。
この講話会は、地震を経験したことのない留学生に、実際に地震が起きた際、どのように行動することが大切なのかを伝えたいという学生の思いから企画されました。

講話会では、地震の特性や地震により引き起こされる災害についての話から始まり、被災体験者の学生が、東日本大震災やその後の津波で実際に受けた被害や、復旧までの生活について、体験談を共有しました。
津波で車が流された話や、なかなか家族と会えなかったこと、インフラの復旧まで何日もかかり苦労したこと等の体験談に、参加した留学生は真剣に耳を傾けました。

講話会に参加した留学生は、「備えることの大切さを学んだ。日本では地震があることは知っていたけれど、どのように準備すればいいのか知らなかった。今日から水の備蓄などをしようと思う。」と語りました。
また、企画した学生は、「講話会を開いて、皆の備えが全く足りていないことに気がついた。経験者が備えているということは、実際にそれだけの備えが必要だと伝えたかった。皆の防災意識が高まるきっかけになったら嬉しい。」と話しました。240112report-1