2023.12.07
TUTサステイナブルキャンパス・地域共創講座2023を開催
豊橋技術科学大学および地域の持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに学生が専門分野を超えて集まり、課題設定から解決策の検討、プロトタイプの試作案までを共創するTUTサステイナブルキャンパス・地域共創講座(主催:豊橋技術科学大学SDGs推進本部、後援:豊橋市)を2023年11月21日(火)に本学付属図書館コラボレーションエリアにて開催し、サポート学生4名を含む10名の学生が参加しました。
当日は、昨年開催された本講座への参加をきっかけに、「Eマイクロモビリティのモビリティの開発」として活動しているカーボンニュートラル研究会浅田吉博さんより、1年間の成果報告と現在の活動状況について発表がありました。続いて、本学のスタートアップサークル~Take Off~の畠中蒼太さんと本学卒業生の籔内龍介さん(現 株式会社Lirem代表取締役)から、学生時代に起業に至った経緯や現在の活動状況について発表があり、参加した学生からも活発な質疑がなされました。
その後の共創ワークショップでは、カーボンニュートラル研究会を中心としたモビリティチームとスタートアップサークルを中心としたウェルビーングチームの2チームに分かれ、大学や地域の課題をテーマに活発な議論が行われました。また、豊橋市役所からご参加いただいた産業部および都市交通課の職員の方からも地域課題について共有があり、学生も熱心に解決策について考えていました。
最終発表では、各チームから考案したプロトタイプのアイデアが参加者に共有され、モビリティチームからは、農作物の収穫から店頭までをつなぐEマイクロモビリティの活用アイデアが提案され、また、ウェルビーングチームからは、学生・教職員の健康増進に加え学生のアントレ教育としてサウナを活用したプロジェクトのアイデアが提案されました。質疑の際は、本講座協力者で本学の客員教授である篠原稔和先生より人間中心設計(HCD)の視点からのコメントもいただき、非常に充実した時間となりました。
終了後の学生アンケートでは、「自分の専門分野で、どのように社会に貢献できるかを具体的に考えることができた。また、豊橋市役所の方や、同級生の考えを聞いて、視野が広がった。」といった感想や「本講座はSDGsを取り扱いながら、アントレプレナーシップを学べる場として非常に有意義だった。この活動は技科大生の「自主性・主体性」だけでなく、モノづくりを学んできた「スペシャリスト」としての才能を存分に発揮できるので、継続・発展させて欲しい。」といった声が聞かれました。本講座で創出したアイデアは今後も参加学生を中心にブラッシュアップしていく予定です。
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