2020.05.18

再注目を集める 『日本を襲ったスペイン・インフルエンザー人類とウイルスの第一次世界戦争』 私たちは歴史から学べるだろうか:名誉教授 速水融先生と麗澤アーカイブズ

本学名誉教授 故・速水 融先生の著書『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ 人類とウイルスの第一次世界戦争』が、いま再び注目を集めています。
 
スペイン・インフルエンザとは、日本の大正時代(1918-20)に世界的に流行した感染症(パンデミック)です。第一次世界大戦の死者の4倍(約4,000万人)もの人命を奪ったことが明らかにされています。日本ではスペイン・インフルエンザに関する研究がほとんど行われていない中、速水教授は当時の公的統計や記録だけでなく、新聞記事も集め、日本では45万人もの死者が出たことを明らかにしました。

 速水教授は、「いまやジェット機時代であり、昔は何日もかかって遠くからやってきたウイルスは、ほとんど同時的に世界中に広がる」と警鐘をならされています。第三波まであったという当時のスペイン・インフルエンザの教訓は、現在私たちが戦っている新型コロナウイルスを考える上でも、非常に参考になると思われます。

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