2022.03.31

生活習慣病の予防をめざす! 肝臓におけるインターロイキン-19の新しい役割を解明

本学大学院 生命環境科学研究科 獣医学専攻の東 泰孝 教授らの研究グループは、インターロイキン-19(解説1)遺伝子欠損マウスを用いて非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の疾患モデルを解析することにより、対照群である野生型マウスと比べて、肝線維化などのNASH病態が悪化することを発見しました。

メカニズムとして、インターロイキン-19が肝臓において中性脂肪の生成に抑制的な役割を担うことも発見したことから、合わせて、インターロイキン-19は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)(非アルコール性脂肪肝(NAFL)と非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の二つに分けられる)の病態進行に対して抑制的な役割を担うことを発見しました。

この成果は、生活習慣病の予防に向けた新しい作用点として期待されます。

詳細は以下のWebサイトからご覧ください。

https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20220114_2/