2022.03.31

工学×理学 T細胞内部へのデリバリーに成功! ―デンドリマーを用いたpH応答性デリバリーシステム― 〈第4のがん治療法 免疫療法の新技術〉

本学 大学院 工学研究科 児島 千恵 准教授、松本 章一 教授および理学系研究科 藤井 郁雄 教授、中瀬 生彦 教授らの研究グループは、樹状構造をもつ単分子ナノ粒子であるデンドリマーの表面に疎水性アミノ酸のフェニルアラニンを集積させることで、既存技術では難しかった免疫細胞(T細胞(解説))の細胞内へのデリバリーに成功しました(図1)。

これまで、がん免疫療法において重要な役割を果たすT細胞へのデリバリーは困難でしたが、T細胞の内部への効果的なデリバリーを可能とする本技術は、がん免疫療法の治療効果の向上につながる新技術として期待されます。

詳細は以下のWebサイトからご覧ください。

https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20220126/