2021.12.28

10秒で新型コロナウイルスの感染価を1万分の1に低下させる強い抗ウイルス活性を示した貝殻カルシウム水(ShellCoat)!

本学 大学院 生命環境科学研究科 獣医学専攻 山崎 伸二 教授/アジア健康科学研究所 所長/大阪国際感染症センター 所長と株式会社かわかみ(代表取締役 川上 大雄)の山下 泰治らの研究グループは株式会社かわかみの製品である特許取得焼成カルシウム製剤(シェルコート)(解説1)が有機物存在下・非存在下における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス活性について調べました。

その結果、焼成カルシウム製剤(シェルコート)で10秒間処理することにより、SARS-CoV-2の感染力価(%)(解説2)を1万分の1以下に低減できること、有機物(20%胎児牛血清:唾液の8倍のタンパク質濃度)存在下でも同様の低減効果を発揮できることが明らかとなりました。食品添加物として認められている焼成カルシウム製剤(シェルコート)は、有機物存在下においてもSARS-CoV-2に対して強い抗ウイルス活性を示し、食品を取り扱う現場を含め新型コロナウイルス感染症の制御に役立つことが期待されます。

詳細は以下のWebサイトからご覧ください。

https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20211220_2/