2011.10.11

2011年度以降の取り組み

関西学院大学は、従来から、国連ボランティア計画(UNV)との協定にもとづく学生のボランティア派遣、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所の推薦にもとづく難民を対象とした入試制度など、さまざまな活動に日本でもいち早く取り組んで参りました。
アカデミック・インパクトの10原則については、「原則6:人々の国際市民としての意識を高める」を中心に全原則の実現に積極的に取り組んで参ります。

6月29日には、1996年のノーベル経済学賞受賞者で、協定校である香港中文大学晨興学院(モーニングサイドカレッジ)長であるジェームズ・アレキサンダー・マーリーズ博士を招聘し、講演会「Poverty and Agriculture」を開催しました。マーリーズ博士は一定の所得水準以下の貧困層の人口が1995年からの10年間に減少したことを述べるとともに、中国においては、農業生産で得られた利益が増加して農村部に居住する人々の所得水準が上昇し、貧困層が減少したことなどを論じるなど、現代社会における貧困と食糧の問題について、聴衆250人に最新の研究成果を紹介してくださいました。

9月15日~17日は、持続可能社会に貢献する教育についてアジア7カ国の学長らが議論を交わす「アジアキリスト教大学協会 マネジメントカンファレンス」をホストしました。

10月以降の取組は、本学のホームページ等でご案内いたします。