2022.04.01

大阪観光大学観光学部のカリキュラム・ポリシー

カリキュラム・ポリシー
観光学部は、学生が、①人生を楽しむ力、②この世界を生きぬく力を身につけるために、感性的な実践を行う科目と、社会科学的なものの見方と考え方の修得を目的とする科目とを組み合わせ、初年次から上位学年への順次性のある体系的な教育課程を編成する。授業は、双方向の 講義、演習、実習を適切に組み合わせて行う。 学生の履修を支援するため、シラバスとともに、科目間の関連や学修の順序を履修系統図、 ナンバリングや履修モデル等で明示する。

(1)科目分類
観光学部のカリキュラムは、以下の幅広い領域の科目で構成する。

1「21 世紀スキル(世界市民力)養成科目」(国連世界観光機関 世界観光倫理憲章に関わる)
・導入教育にかかわる「基礎科目」、現代社会を生きるうえで必要な教養・思考態度を養うための「社会リテラシー科目」、並びに外国語でのコミュニケーションの向上をはかる「語学科目」で構成する。
・「基礎科目」は、多様な入学者が大学教育に円滑に移行するため、文章表現・口頭表現に関わるアカデミックスキル、ICT の活用スキル、主体的に行動できる習慣と自己管理能力 を身につける科目で構成する。

2「楽しむ力(旅人力)養成科目」(国連世界観光機関 世界観光倫理憲章に関わる)
・人間の楽しむ力にかかわる基礎的な認識を養成する「楽しむ力基礎科目」と、観光で行われる鑑賞・創造・交流の楽しみを実践する「文化実践科目」で構成する。

3「生きぬく力(観光職業力)養成科目」(国連世界観光機関 世界観光倫理憲章、SDGsに関わる)
・地域や企業と連携して行われる「地域実践科目」「職業実践科目」、サービス社会で働くこ とに関わる基礎的な認識を養成し自らの働き方を考える「生きぬく力基礎科目」、観光学 の基礎的な学問知を習得する「観光基礎科目」、専門分野を体系的に学ぶ「観光専門科目」 で構成する。
・「 観光専門科目」は、魅力的な観光空間を創造するために必要な学問知と審美的な感性を身につけ、多数の関係者を合意に導くプロセスを知り、基礎的な実践を経験する「観光空間創造科目」、観光行動を支える観光事業体の企画・経営、新たな挑戦を学ぶ「観光事業 展開科目」、観光者の物理的な移動と情報の流通に関わる「観光ネットワーク科目」、3 年次/ 4 年次の演習科目からなる「専門演習科目」で構成する。

4「資格関連科目」
・教職に関する科目及び資格に関する科目で構成する。

5「自由科目」
・リメディアル科目で構成され、卒業要件単位数には含めない。

(2)履修の方針
本カリキュラムは、「基礎科目」「社会リテラシー科目」「観光基礎科目」を先行して履修し、 段階的に「観光専門科目群」を履修させることにより、現代社会で必要な基礎的なスキルや思考態度を育てながら、観光の専門領域を段階的かつ体系的に履修するという方針をとる。

(3)教育方法 (SDGsに関わる)
1 ·全科目で、主体的・対話的で深い学びが実現されるように、能動的学修を取り入れる。
2 ·現実社会で活用できる知識・技能を修得し、社会の一員としての役割を自覚するために、地域・社会・企業との連携による授業を展開する。
3 ·主体的な学びの確立のために、すべての授業において、授業時間外学修を促進する。
4 ·カリキュラムマップと連動した授業を実現するために、シラバスの科目概要、ねらい及び到達目標は、学部として組織的に管理する。
5 ·複数クラスによって開講される科目は、授業設計及び教材の作成を担当教員が協働で行うよう努め、授業の質的向上をはかる。

(4)評価方法 (SDGsに関わる)
1 ·授業科目のシラバスに評価基準を具体的かつ多面的に明示し、学生の成長を促進するための厳格な成績評価を行う。
2 ·授業の到達目標に対応した評価方法を導入し、教育方法の改善及び成績評価の厳格化をめざす。
3 ·ディプロマ・ポリシーで示された資質・能力の達成状況については、学修到達度調査や卒業論文、卒業研究の成果物等によって評価する。

(5)カリキュラムの点検と評価
本カリキュラムについては、質保証の観点にもとづき、履修状況や学修成果等に関して、毎年度点検と評価を行う。

詳しくはこちらを御覧ください。

UNAI Principles: 3, 4, 5, 9, 10.
SDGs: 4, 5, 8, 9, 12, 14, 15.
UNWTO GCET: 1, 3, 7.
Osaka University of Tourism 10: I, III, IV, X.