2021.09.30

二酸化塩素ガス溶存液は有機物存在下でも次亜塩素酸ナトリウム溶液よりも200倍以上強力に新型コロナウイルスを不活化!

大阪府立大学(学長 辰巳砂 昌弘)大学院 生命環境科学研究科 獣医学専攻 教授/アジア健康科学研究所 所長/大阪国際感染症センター 所長 山崎 伸二(やまさき しんじ)と大幸薬品 株式会社(代表取締役 柴田 高)の三浦孝典(みうら たかのり)らの研究グループは、大幸薬品社の製品である特許長期濃度保持型 二酸化塩素ガス溶存液および次亜塩素酸ナトリウム溶液の有機物存在下・非存在下における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス活性について調べました。

その結果、低濃度(24 ppm)の二酸化塩素ガス溶存液で10秒間処理することにより、SARS-CoV-2を1万分の1以下に低減できること、0.5%FBS(唾液相当のタンパク質濃度を含むウイルス液1に対して4倍量の30 ppmクレベリンを添加)存在下でも同様の低減効果を発揮できることが明らかとなりました。特許長期濃度保持型 二酸化塩素ガス溶存液(注)は、有機物存在下でも次亜塩素酸ナトリウム溶液と比べSARS-CoV-2をより効果的に不活化し、COVID-19の制御に役立つことが期待されます。

詳細は以下のWebサイトからご覧ください。

https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20210921_3/