2021.09.30

資源循環型社会へのカギはミミズが握る! ミミズ堆肥化技術による給食残渣のリサイクルに成功

大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科の白柿 薫平さん(博士後期課程修了生 システム発想型学際科学リーダー養成学位プログラム第4期修了生、現在 東京大学 農学生命科学研究科 特任研究員)、橋本 舜平さん(博士前期課程修了生、現在 名古屋大学大学院 生命農学研究科 博士後期課程3年生)らの研究グループは、生命環境科学研究科 東條 元昭教授のアドバイスのもと、ミミズ堆肥化技術を用いて、学校給食における残渣(食べ残し)の堆肥化に成功し、さらに、化学成分分析や細菌叢解析などによりその有用性を明らかにしました。

説明図

図 給食残渣を利用したミミズ堆肥の作成と堆肥化の過程

給食残渣の多くは通常、焼却処分されていますが、本成果により、ミミズ堆肥として新たに農業や教育現場において再利用できる可能性が示されました。

なお、本研究成果は、日本時間2021年7月1日(木)に、国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター(JIRCAS)が刊行する国際誌「Japan Agricultural Research Quarterly (JARQ)」に掲載されました。

詳細は以下のWebサイトからご覧ください。

https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20210701/