2021.03.31

共連続ネットワークポリマーを利用した柔軟かつタフなエポキシ材料の開発に成功

大阪府立大学(学長:辰巳砂 昌弘)大学院工学研究科 物質・化学系専攻 松本 章一教授、鈴木 祥仁助教、博士前期課程1年 冨永 蓮さんらの研究グループは、株式会社リガク X線研究所 武田 佳彦博士および株式会社MORESCO ホットメルト事業部 小寺 賢博士との共同研究によって、これまで難しいと考えられてきた柔軟性と高強度の両方の性質をあわせもつエポキシ材料である共連続ネットワークポリマー(CNP)の新規開発に成功しました。

本研究成果により、柔軟性と高強度とをあわせもつポリマー複合材料が設計できることが初めて実証され、ポリマー複合材料に関連する研究開発が大きく進展すると同時に、今後の革新的な材料開発や実用化にまで繋がっていくことが期待されます。

本研究成果は日本時間 2021年1月14日(木)午後7時に、科学専門誌Scientific Reportsにオンライン版として公開されました。

論文タイトル「Co-continuous Network Polymers Using Epoxy Monolith for the Design of Tough Materials」

本研究はSDGs17のうち、「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」や「12:つくる責任 つかう責任」等に貢献しています。

詳細は以下のWebサイトからご覧ください。
https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20210115/