2021.03.31

持続的な作物生産に向けて 植物が必要とする栄養素を輸送の過程で感知する トランスセプターを世界で初めて発見!

大阪府立大学(学長:辰巳砂 昌弘)大学院 生命環境科学研究科 高野 順平教授、吉成 晃研究員(現 名古屋大学)、博士後期課程1年 細川 卓也さんらの研究グループは、植物の無機栄養素の1つであるホウ素(ホウ酸)を輸送する輸送体(トランスポーター)(解説1) の一つが、輸送の過程で栄養素の量を感知し、輸送体自体の蓄積量を制御するトランスセプター (トランスポーター兼レセプター)であることを明らかにしました。植物における輸送が感知を伴うタイプのトランスセプターは世界で初めての発見です。
本研究成果は、植物の持つシンプルで巧みな栄養素獲得の調節機構を発見したもので、不良土壌における作物生産や肥料投入量の削減につながると期待されます。

本研究はSDGs17のうち、「2:飢餓をゼロに」「15:陸の豊かさも守ろう」等に貢献しています。

詳細は以下のWebサイトからご覧ください。
https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20201216/