2020.11.10

異種材料接合に重要となる材料の内部や界面構造を 非破壊検査法によって解明―3次元X線イメージング法をエポキシモノリス材料に適用―

大阪府立大学 大学院 工学研究科 物質・化学系専攻 松本章一教授、鈴木祥仁助教、博士前期課程2回生 坂田奈菜子さんの研究グループは、株式会社リガク X線研究所 武田佳彦博士および株式会社MORESCO ホットメルト事業部 小寺 賢博士との共同研究によって、非破壊検査法のひとつである3次元X線イメージングの手法を駆使して、ガラス板や金属板上の多孔質エポキシモノリス層に熱可塑性樹脂を熱溶着した接合試験片の内部および界面構造を直接観察することに成功しました。

今回の成果は、これら異種材料接合に関する研究開発を一気に加速すると同時に、今後の革新的な接着・接合手法の応用開発や実用化に繋がっていくことが期待されています。

本研究はSDGs17の目標のうち、「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」と「12: つくる責任 つかう責任 」に貢献しています。

なお、本研究の成果は、 界面化学専門誌「Langmuir」に2020年9月13日付でオンライン版として公開され、また同誌Vol.36, No.37の表紙として採択されました。

論文タイトル 「Interfacial Structure Control and Three-Dimensional X-ray Imaging of an Epoxy Monolith Bonding System with Surface Modification」

 

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