2018.06.11

岡山大学の紹介

 岡山大学は1949年に、幕末の岡山藩医学館をはじめとする歴史ある高等教育機関群によって総合大学として創立されました。2020年には、本学の医学部は創立150周年を迎えます。
 この長い歴史の中で、本学は、11学部8研究科3研究所、大学病院そして附属学校園という大きな規模にまで発展することができました。本学は、「晴れの国」とも呼ばれる穏やかな気候の岡山市中心部に、緑豊かな広大なキャンパスを有し、恵まれた環境のもと、現在約2万人の学生、留学生、教職員が日々研鑽を積んでいます。
 本学はその建学の理念として、“高度な知の創成と的確な知の継承”を掲げています。すなわち、私たちは人類社会を安定的かつ持続的に進展させるために、常に新たな知識基盤を構築していかねばなりません。本学は、公に開かれた知の府として、教育・研究・社会貢献などの活動を通して、高度な知を生み出し、的確な知を次世代に引き継ぎ、人類社会の発展に貢献したいと考えています。
 こうした背景を踏まえ、本学は、2017年4月に就任した槇野博史学長が掲げる「槇野ビジョン:しなやかに超えていく『実りの学都』へ」の下、国連の持続可能な開発目標(SDGs)と協同できる戦略づくりを進めています。
 また本学は既に国連アカデミック・インパクトに関連し以下の取組みを行っており、2017年12月には第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しました。

 1.  「社会の一員としての大学でこれから必要とされる考え方は―岡山からSDGsを考える」
  (2017年8月31日-9月1日、日本学術海外若手アカデミーと共催)

 2.  「SDGsの達成に向けたRCE第一回世界会議」開催(2017年12月5-7日)

 3.  「SDGs達成に向けた岡山大学の取組事例集」作成と全学で推進できる8つの
   プロジェクト確認(気候環境に対応する植物の開発、地球規模の環境変化への対応、
   SDGsを実践する人材の育成、性と生殖に関する教育研究・医療拠点、
   医療における国際貢献、まちづくりへの支援、エネルギー確保のための知識と
   ソリューションの提供、共生社会の実現)

 4.  「岡山大学学都基金」を通じた留学生・国内学生支援事業や
   イノベーション拠点創出事業

この度、本学も国連アカデミック・インパクト10原則を支持し促進させるというコミットメントに加わることにより、世界の大学と国連のネットワークに参加させていただくことが実現いたしました。今後、このプログラムを通じて、人類社会を安定的かつ持続的に進展させられるよう、地域と国際社会とのパートナーシップを構築する取り組みを推進して参ります。