2020.09.17

勝身UEAらが日本工学教育協会工学教育賞を受賞しました

勝身麻美UEA(エデュケーション・アドミニストレーター)、三上喜貴特任教授、佐藤一則特任教授、日下部治特任教授(役職名はいずれも応募時)が、日本工学教育協会の第24回工学教育賞を受賞しました。受賞の対象となった内容は「SDGs教育と実践的工学教育を柱とする教育プログラムの世界展開」です。工学教育賞は、我が国の工学教育ならびに技術者教育等に対する先導的、革新的な試みによって、その発展に多大な影響を与え貢献した業績を表彰するものです。文部科学大臣賞をはじめ5部門で表彰しており、今回は業績部門での受賞となりました。表彰式はCOVID19感染拡大を鑑み、中止となりました。

受賞内容の概要

候補者は、持続可能な開発目標(SDGs)の採択後、一貫した実践的工学教育にSDGsを取り入れた工学教育プログラムの開発にいち早く着手し、2017年に「技学SDGインスティテュート」を整備した。2018年には同工学教育プログラムが「UNESCO Chair on Engineering Education for Sustainable Development」として日本の工学系大学初のユネスコチェアプログラムに認定を受けた。候補者は、2019年に、国内外の高等教育機関等との間での国際化時代に求められる実践的工学教育についての議論を踏まえ、「技学SDGインスティテュート」を発展させたSDGs解決と実践的工学教育を柱とする工学教育プログラムの提案を行った。これにより同年、基本理念を共有する6カ国10機関によるユネスコへのユニツイン共同申請が実現し、工学教育を通じ持続可能な社会に貢献するネットワークと、SDGs教育と実践的工学教育を柱とする工学教育プログラムの世界展開の基盤が構築された。これらの取組が評価され、候補者は国連から国連アカデミック・インパクトにおけるSDGsゴール9の世界ハブ大学に任命された。