2014.01.08

キャリアフォーラム2013「国際機関で働く」開催報告

関西学院大学では、2013年11月30日(土)に将来、国際協力、開発援助の分野での活躍を志す方を対象に『キャリアフォーラム 2013「国際機関で働く」』を開催いたしました。

本フォーラムは、関西学院大学国際連携機構・キャリアセンターの主催、国連 開発計画(UNDP)、国連ボランティア計画(UNV)、国連児童基金(UNICEF)、世界銀行(WB)、アジア開発銀行(ADB)、外務 省国際機関人事センター、独立行政法人国際協力機構(JICA)※の協力で開催されました。

第1部のシンポジウムでは、基調講演として、赤阪清隆氏(公益財団法人フォーリン・プレスセンター理事長・前国連事務次長 )より、「国際機関で働くための近道」についてご講演を頂戴しました。国連機関の紹介や、国連機関で働く日本人の数が少な いといった問題などについて詳しくご紹介いただきました。

続いて、村田俊一氏(国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)事務局次長)より 「国連職員として、そして世界市民として 」と題し、変わりゆく世界情勢を踏まえたうえで、学生が国際社会で求められる力をつけることの大切さ、国際機関で働くこと の苦労や醍醐味についてお話しいただきました。

基調講演ののち、「日本から世界へ~私はこうして国際協力のプロになった~」と題したパネルディスカッションが開催されま した。パネリストとして根本かおる氏(国連広報センター所長)、内藤智之氏(世界銀行 東京開発ラーニングセンター マネー ジャー)、瀧本康平氏(独立行政法人国際協力機構(JICA)広報室報道課 職員)、西本昌二教授(関西学院大学 総合政策学 部)の4名が参加し、村田俊一氏(国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)事務局次長)の司会で、「どのようにキャリアを 開拓したのか」「仕事の魅力、そして理想と現実」などについてご紹介いただきました。その後、事前に会場の参加者から寄せ ていただいた質問を取り上げるとともに、会場からも直接質問を受け付けるなど活発で中身の濃いパネルディスカッションとな りました。

第2部のワークショップへは、「国連開発計画(UNDP)」「国連ボランティア計画(UNV)」「国連児童基金(UNICEF)」「世界 銀行(WB)」「アジア開発銀行(ADB)」「外務省国際機関人事センター」「独立行政法人国際協力機構(JICA)」が参加し、 機関ごとに説明会、質疑応答などが行われました。 

また、会場となったB号館1階ホールでは、「関西学院大学国際ボランティアプログラム」の写真展(パネル展示)も行われまし た。当日は340名の参加者があり、大盛況のうちにフォーラムが終了いたしました。

※独立行政法人国際協力機構(JICA)は、日本政府の独立行政法人であり、国際機関とは採用システム・条件やキャリアパスが 異なります。本フォーラムには国際協力を展開している政府開発援助(ODA)実施機関としてご協力いただきました。