2012.07.24

2011年度の取り組み

原則6「教育を通して、人々の国際市民としての意識を高める」、原則10「教育を通して、異文化間の対話や相互理解を促進し、不寛容を取り除く」への取り組み概要

  1. 東日本大震災被災地域への支援活動を実施

本学国際学部の活動地域において、ボランティア活動の意義・目的・実施方法・問題とその解決方法・活動評価を学ぶ機会を提供し、将来国際ボランティア活動のイニシアチブを取る人材育成に取り組みました。例年、活動地域の中心は国外ですが、2011年度は東日本大震災被災地域を重点活動地域とし、下記の通り活動しました。

◆ テーマ     東日本大震災被災者支援活動

◆ 参加学生総数        150人

◆ 活動日数    延べ600日

◆ 活動内容

・被災地自治体並びに被災者支援現地活動を行うNGO協力のための街頭募金活動

参加学生150人、2011年3月~10月に総日数16日

・東北被災地用緊急支援物資の収集、整理、発送のための自治体支援

(対象自治体・相模原市、茅ケ崎市)

・被災地泥出し用土嚢袋収集(周辺自治体から1800袋)

・被災地現地支援活動:現地活動参加学生総数120人、延べ480日

(学校・民家での泥出し、浸水家具整理、漁具回収、雄勝・硯石回収、仮設住宅被災者足湯、中学生学習指導、被災者対話等)

2. 日本の震災を世界へ伝える

1) 2012年2月28日から3月4日までニューヨーク国連本部で研修を実施。国際学部学生9名情報学部学生1名、合計10名参加しました。世界中のフィールドで働く国連職員から国連が取り組むグローバルイシューを学び、自らができる国際貢献について考える機会となりました。その最終日(3月4日)国連総会議場での東日本大震災被災追悼記念行事とユニセフの震災写真展に参加し、文教ボランティアズの震災活動の様子を出席者に伝えました。(写真はルワンダの大使と4年生松本佳奈さん)

2) ニューヨークにあるコロンビア大学の日本語科の授業でも、震災後の日本の様子を伝え、原発の問題などを活発に議論した

3) 学内では、12月にスカイプを使って、コソボの大学生へ震災後の日本の様子を伝え、紛争で家族を失った体験や思い出のあるコソボの若者たちと語り合った。