2019.05.20
国際通用性を担保した「技術者教育の質保証システム」の普及啓発の取組が科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞しました。(2019.4.17)
長岡技術科学大学の市坪誠教授(基盤共通教育部)が、「アウトカムを重視した技術者教育の質保証システムの普及啓発」の業績により、平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞(理解増進部門)」を受賞しました。本表彰は科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として文部科学大臣が顕彰するもので、本学教職員の受賞は7年連続14件目となります。
主体的・対話的で深い学びへの転換が求められる中、市坪教授は技術者育成において国際的に求められる学習到達目標を策定し、これを踏まえた教科書等の教材を作成するとともに、教育方法・評価方法を開発しました。
アクティブ・ラーニングの手法を取り入れた高専及び大学向けの教科書は10冊以上が刊行され、2017年度までに延べ60超の高専、30超の大学で採用されています。また、教員向けのアクティブ・ラーニング教育指導書「授業力アップ アクティブ・ラーニング グループ学習・ICT活用・PBL」は2017年の日本感性工学会出版賞を受賞し、教育方法のFaculty Development (FD)等の資料にも広く用いられており、市坪教授自身もこれまでにセミナー等を通じて2千人を超える教員等への指導に取り組んでいます。
このような、「学生が何をできるようになったか」というアウトカムを重視する国際的な技術者教育の質保証システムに関する関心及び理解の増進に大きく寄与するとともに、教育方法の普及啓発を広く継続的に行ったことが評価され、この度の受賞に至りました。
表彰式は平成31年4月17日、文部科学省講堂で行われました。
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