2019.02.15
本学のSATREPS研究成果を活用したSDGsビジネス化支援プログラム参加企業を募集しています
現在、科学技術振興機構(JST)では、「SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力)プロジェクト成果を活用したSDGsビジネス化支援プログラム」に参加する企業を募集しています。
このプログラムは、2019年4月から1年間をかけ、企業を対象に、SATREPSの国際共同研究成果を活用してSDGs達成に資するビジネス化を図るために、外部専門家のアドバイスとビジネスモデル構築研修が提供され、実地調査や市場調査にかかる費用の一部が支援されるものです。
本プログラムにおいては、長岡技術科学大学がベトナムで実施したJST-JICA SATREPSプロジェクト「天然ゴムを用いる炭素循環システムの構築」(担当研究者:物質材料工学専攻 河原成元 教授)がビジネス化の可能性が高いプロジェクトとしてSDGsビジネス化支援対象に選定されております。
合成ゴムを天然ゴムに置き換えることによるCO2排出量の削減、高性能ゴムや高機能ポリマーによる新産業の創出を目的に5年間実施された上記SATREPSプロジェクトでは、タンパク質フリー天然ゴムと低タンパク質化天然ゴム手袋を開発し、ラテックスアレルギーの防止及び医療用ゴム手袋の製品化に成功するなど、社会的にも重要な成果を残しました。
これらプロジェクトの成果は、2016年5月には当時の馳浩文部科学大臣が国際共同研究先のハノイ工科大学ゴム科学技術センターを訪問され研究成果の説明をさせていただいたほか、天然ゴム工場から排出される排水を対象に簡易的な運転方法で処理が可能なリアクターの開発を行い、その処理性能と微生物群集構造を明らかにした本学技術科学イノベーション専攻 山口隆司 教授らの論文が2018年に日本水環境学会の年間優秀論文賞(メタウォーター賞)を受賞する等高い評価を得ています。
下記をご参照いただき、開発途上国における課題、そしてそれを解決する科学技術を活用し、自らの技術・ノウハウと融合させることによって、新しいSDGsビジネスを起こしたいと考える企業の皆様のご応募をお待ちしております。
「SATREPSプロジェクト成果を活用したSDGsビジネス化支援プログラム」企業公募概要
1.応募対象企業
・日本で登記されている民間企業、外国企業の日本法人又は日本企業が相手国で登記している現地法人
・SDGsビジネス化に強い意志があり、本プログラムに平成31年4月からの1年間参加できる企業
2.公募スケジュール
・SATREPS プロジェクト研究成果説明会(研究者による研究説明と質疑応答)
3月1日 14:30~17:00(会場:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター 5F ホール5C)
・応募締切(応募書類の提出期限) 3月15日 17:00
・採択結果通知 3月末(予定)
3.公募要領、応募書類等
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)ホームページ
http://www.jst.go.jp/global/index.html
(参考)SATREPSプロジェクト「天然ゴムを用いる炭素循環システムの構築」
http://www.jst.go.jp/global/kadai/h2207_vietnam.html
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