2013.05.14

国連アカデミック・インパクト参加大学に聞く 九州大学編

九州大学は、国連アカデミック・インパクト(UNAI)に日本からの大学としては2010年2月という最も早い時期に参加しました。同大学は2011年10月、「ユヌス&椎木ソーシャル・ビジネス研究センター(SBRC)」を立ち上げ、これまで行ってきたソーシャル・ビジネスに関する調査、研究、教育の普及を強化しています。

ここで言う「ソーシャル・ビジネス」とは、バングラデシュ出身のムハマド・ユヌス氏(グラミン銀行創設者、ノーベル平和賞受賞者)が提唱した新たなビジネス・モデルのことで、ユヌス氏はその功績によって2006年、ノーベル平和賞を受賞しました。また同大学ではSBRC設立に先立ち、2007年よりバングラデシュにあるグラミン企業の一つと交流技術協定を締結。「開発途上国の社会情報基盤構築と情報格差による貧困是正への貢献」を目指し現在も多分野に渡る共同研究・プロジェクトを展開しています。

九州大学SBRCのエグゼクティブ・ディレクターを務める岡田昌治教授によると、「ソーシャル・ビジネス」は二つのベクトルを持っています。一つは、貧困、保健、環境、エネルギー、教育、自然災害などの社会課題を解決するビジネスであること。もう一つは、「そこそこ儲ける」ビジネスであることです。

このたび国連広報センターは、九州大学のSBRCのエグゼクティブ・ディレクターを務める岡田先生とそのセンターでソーシャル・ビジネスを学ぶ二人の学生にお話を伺いました。UNAIの原則の一つ『貧困問題に取り組む』(原則8)を柱に進められている九州大学SBRCでの取り組みをご紹介します。

国連アカデミック・インパクト参加大学に聞く:九州大学編①

http://unic.or.jp/unic/highlight/3008/

国連アカデミック・インパクト参加大学に聞く:九州大学編②

http://unic.or.jp/unic/highlight/3009/

国連アカデミック・インパクト参加大学に聞く:九州大学編③

http://unic.or.jp/unic/highlight/3010/

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