2023.03.23

2022年度国際連携による授業の実施 ~オンラインで1コマだけの留学経験~

ニューノーマル時代の国際教育の一つとして海外ゲスト講師によるオンライン授業「国際連携による授業」を2022年度は本学の専門5科目において試行し、延べ148名の学生が1コマだけの留学を経験しました。本取組は、学生が日本にいながら本学の通常の正規科目の一部において、本学教員と海外の教員が連携したオンライン(同時双方向型)授業を受講するものです(図1・表1参照)。

図1 国際連携による授業実施の概要

表1 2022年度に実施した国際連携による授業一覧

参加した学生からは、「本授業の内容が実際に海外でどのように使われているのかを知ることができ、本授業を学ぶ意味やイメージをつかむことができた。(学部2年次)」や「完全に英語での授業は初めてであり、理解しようとより真剣に話を聞くことができた。(博士前期課程1年次)」といった声があり、国際という普段とは異なる視点によって、これまで海外を意識しなかった学生にとっても新たな学びの場となっていました。

また、参加したゲスト講師からは、「この国際連携の取組は、学生たちが国際的なコミュニティと接することができる良い活動である。これは、グローバルビレッジのコンセプトを工学的知識だけでなく、共通の普遍的な価値観、信念、目標といった観点からも理解するのに役立つだろう。」とコメントいただきました。

本授業の実施にあたっては、2021年度より新たに本学のグローバル戦略本部の下に設置された国際共同授業ワーキング(座長:中内茂樹教授)において、海外の交流協定校等と連携したオンラインでの授業の実施方法について検討し、今回、試行的な実施として実現したものです。今後も本取組を継続・発展させ、本学の国際ネットワークの維持・拡大と留学機会の提供・留学促進を進めていく予定です。