2018.11.29

2018年度 第19回 高校生エッセー・コンテスト- 自由と民族の融和を求めて闘った ネルソン・マンデラに手紙を書こう 結果発表

今年は南アフリカ共和国の元大統領ネルソン・マンデラ(1918-2013)の生誕100年の年に当たります。
かつて南アフリカは、少数の白人支配層が、多数を占める非白人を差別し、
その権利を抑圧するアパルトヘイト(人種隔離政策)を進めていました。
マンデラは黒人解放運動に身を投じ、アパルトヘイト撤廃を訴え続けます。
しかし、その活動で「国家反逆罪」に問われ、終身刑を言い渡されてしまうのです。
獄中生活は27年にも及びましたが、その間、マンデラは決して屈せず、希望を捨てることもありませんでした。
1990年、ついに釈放されます。権力を握っていた白人たちは報復を恐れましたが、
マンデラはさまざまな人種の融和を訴えました。当時のデクラーク大統領と共に民主化とアパルトヘイト撤廃を進め、
93年には2人でノーベル平和賞を受賞。94年には初の全人種参加の総選挙で同国初の黒人大統領に就任しました。

出典:Long Walk to Freedom :The Autobiography of Nelson Mandela

 

津田塾大学では毎年高校生を対象としたエッセー・コンテストを開催しており、
第19回となる今年度は、南アフリカ共和国の元大統領ネルソン・マンデラへの手紙形式のエッセーにして送るというものでした。
審査の結果、最優秀賞、優秀賞、特別賞は下記の通りとなりました。

第19回 高校生エッセー・コンテスト概要
応募総数 447編
応募言語 英語作品 245編、日本語作品 202編

第19回 高校生エッセー・コンテスト入賞者
最優秀賞
黒谷 ケイト さん 都立国際高等学校  1年 (東京都)(英語)

優秀賞
伊藤 澪里 さん  UWC ISAK JAPAN   2年 (長野県) (日本語)
河野 雪乃 さん  捜真女学校高等学部  3年 (神奈川県) (英語)
瀬戸 くるみ さん  県立大宮高等学校  1年 (埼玉県) (日本語)
山下 梨佐 さん   静岡雙葉高等学校  1年 (静岡県) (日本語)

詳細は津田塾大学の公式ウェブをご覧ください。