2016.03.25
難民の日記念講演 ルワンダのジェノサイドと国際協力 ~残虐行為と難民流出をどう予防すべきか~
立教大学、明治大学、国際大学「国際協力人材」育成プログラム
主催で記念講演が開催されました。
2014年は、20世紀最悪と呼ばれたルワンダのジェノサイド、そして
最悪の難民危機となったルワンダ難民の大量流出から20周年を
迎えました。この機会に、難民、国内避難民やルワンダに帰還した
元難民(帰還民)の視点から、ジェノサイドの文脈やそれがアフリカ
大湖地域に与えた影響について分析しました。その上で、将来、
ルワンダやその他の国々における残虐行為を予防し、持続的な
平和を目指すために、国際社会がどのような国際協力に従事
すべきかについて議論しました。
アフリカ中央部、特にルワンダの法律や政治を専門とする、世界を
代表する研究者、フィリップ・レインツェンス教授(ベルギー・アント
ワープ大学)が基調講演を行いました。
映画「ホテル・ルワンダ」の影響もあって、ジェノサイド、民族対立や
和解などに関心を持つ数多くの研究者や学生にとって、難民、開発、
ガバナンスや平和構築の理論と現実のギャップを学ぶ、重要な機会
となるものでした。本シンポジウムは、日本語・英語による同時通訳を
行いました。
■日時: 2014年6月20日(金)18:20~21:00
■場所: 池袋キャンパス 8号館1階 8101教室
■内容: [基調講演]
フィリップ・レインツェンス 氏(アントワープ大学教授)
講演テーマ「20年後:2014年のルワンダは安全か?」
[討論者]
武内 進一 氏
(日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センター次長
ローランス・ビネ 氏
(国境なき医師団(MSF)インターナショナル、MSF財団
人道問題研究所リサーチ・ディレクター)
米川 正子
(本学21世紀社会デザイン研究科特任准教授、
元国連難民高等弁務官事務所職員)
[ビデオメッセージ]
ジョセフ・セバレンジ 氏
(アメリカSchool for International Training助教)
■備考: 【後援】
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本、国連難民高等
弁務官(UNHCR)駐日事務所、特定非営利活動法人国境なき医師団
(MSF)日本、日本アフリカ学会関東支部、ヒューマン・ライツ・ウォッチ
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