2021.03.31

バブルを模倣した基板で乳酸菌を生きたまま大面積捕集できる原理を世界で初めて発見!―微生物に優しい光濃縮技術の開発に成功―

大阪府立大学 21世紀科学研究センター LAC-SYS研究所の研究チーム(林 康太 大阪府立大学大学院 理学系研究科 博士前期課程2年、飯田 琢也 所長、床波 志保 副所長ら)は、従来の光発熱集合の際に発生する気泡と同程度の大きさである直径100μmのビーズ(擬似気泡)の上部を白金でコーティングしたバブル模倣基板にレーザーを照射することで、レーザーの出力を高めても乳酸菌を生きたまま(95%以上の高生存率を保持)かつ遠隔的に高密度で集積できる新原理を世界で初めて発見しました。

本研究成果は、光による生体サンプルへのダメージを極限まで抑制して高濃縮する新原理を発見したもので、迅速・高感度・簡便な細菌・ウイルスなどの微生物検査法の革新につながります。

本研究はSDGs17のうち、「3:すべての人に健康と福祉を」「6:安全な水とトイレを世界中に」「9:産業と技術革新の基礎をつくろう」「14:海の豊かさを守ろう」「15:陸の豊かさも守ろう」等に貢献しています。

詳細は以下のWebサイトからご覧ください。
https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20210323/