2021.03.31
体内時計の「生物リズムが失われた状態」を世界で初めて解明! 最先端農業、健康・医療、バイオ工学の高度化に寄与する 生物リズムの精密な制御を実現する新手法を開発
大阪府立大学(学長:辰巳砂 昌弘)工学研究科 増田 亘作 日本学術振興会特別研究員(博士後期課程3年)と福田 弘和教授、立命館大学 徳田 功教授、名古屋大学 中道 範人准教授らの研究グループは、植物の体内時計(解説1)において、生物リズムが失われた状態(シンギュラリティ、(解説2))での応答が、体内時計の制御において重要な位相応答曲線(解説3)を高効率に求めることに繋がることを、世界で初めて明らかにしました。
本発見により、包括的な位相応答曲線を迅速かつ効率的に求められるようになることから、様々な状況下における体内時計のふるまいや入力刺激に対する脆弱性(応答性)を解析することが可能になり、植物工場などにおける先端農業やバイオ工学などへの展開が期待されます。
本研究はSDGs17の目標 のうち、「2:飢餓をゼロに」、「14:海の豊かさを守ろう」、「15:陸の豊かさも守ろう」に貢献しています。
詳細は以下のWebサイトからご覧ください。
https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20210209/
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