2020.03.04

「大阪学院大学Presents『チームQランニングクリニック』」 開催報告

 

 本学は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の応援プログラムの一環として、シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子氏(本学特任教授)が講師を務める、「大阪学院大学Presents『チームQランニングクリニック』」を開催しました。〔2020年2月11日(火・祝)〕
   同クリニックは、吹田市教育委員会の「夢と希望を広げる出会い事業」の一環として、同教育委員会との共催により、吹田市の中学生を対象として行いました。

   高橋尚子氏の指導のもと、参加者はまず入念なストレッチやコーディネーション運動などを行い、走る前の身体の準備として、いかにウォーミングアップや体全体のバランスを良くすることが大切であるかを教わりました。
   次に、本学陸上競技部員および併設高校陸上競技部員が先導する形で、トラックを歩きながら腕の振り方や走る際の理想的な目線について教えていただいた後、ランニングを開始し、歩きながら行っていた動作に意識を集中して走り続け、苦しくなった時に目線を保ち腕を力強く振ることで、前への推進力が生まれることなどを実際に体験しながら学びました。
   そして、仕上げのレッスンとして、動作ごとに細分化し、走る時の理想的な足の運び方や太ももの上げ方、姿勢などについて、より良い走りを実現するためのポイントを細かくお伝えいただきました。

   東京オリンピック・パラリンピック競技大会の機運を高める目的で行われたことを象徴するシーンとして、高橋尚子氏から、「先月行われた大阪国際女子マラソンで優勝した松田瑞生選手も10年前に行われたこのクリニックに参加して、その時に受けた腹筋練習を今でも継続しています。今日参加している中学生の皆さんにも日本代表やオリンピックに出場する可能性があるので、このクリニックをきっかけに夢を持って取り組んでほしいです」とのメッセージが参加中学生に送られました。