2019.11.12

「インド経済とSDGs理解」をテーマに海外フィールド実習を実施しました

インドは人口動態の優位性から今後もっとも成長する国の一つと言われていますが、持続的な成長のためには、(男女、宗教、カースト間)不平等や雇用、環境・衛生、インフラ問題など様々な課題もあります。これらの課題は、2015年に国連で採択され、国際社会が2030年までに解決すべき「持続可能な開発目標(SDGs)」にも相当します。

本学では以下を目的に海外フィールド実習を実施しました。(2019年8月24日~31日)

  1. インドの経済発展の要因とその課題について、現地の大学やNGOでの講義やフィールド訪問を通じて理解する。
  2. 日本政府や日系企業がインドの課題改善のためにどのような役割を果たしているか、またビジネスチャンスの可能性について、JICA援助案件やタタ日立社の訪問を通じて理解する。
  3. 現地の大学で日本文化に関するプレゼンや交流をすることを通じて、異文化理解を深める。

参加した学生は、宗教・人種・言語・カーストといった文化的多様性を有するインド経済の現状を座学とフィールド訪問によって理解するとともに、SDGsについても、インドの事例を通じて理解を深め、人口動態、経済成長率、多様性という点において、日本とは正反対なインドを目の当たりにし、日本を客観的に捉える視点を身に着けることができました。

また、JICA案件やコルカタ総領事館、日系企業の訪問を通じて、それぞれがインドで果たしている役割を理解したほか、インドのような途上国でビジネスを行う際に直面する困難な側面のほか、仕事へのやりがいを伺い、キャリア形成にも役立てることができました。

ジャダプール大学で日本の夏祭りについてプレゼンした後、ヨーヨーをインドの学生に紹介

ジャダプール大学での集合写真

JICA案件(川崎陸送の太陽光発電による倉庫)見学

 

                               以上