2020.02.26

三重大学SDGsシンポジウム「サステナビリティ」を再発見する-三重の歴史的・文化的営みを通して- を開催しました

  2月12日(水)、三重大学「環境・情報科学館」において、三重大学SDGsシンポジウム「サステナビリティ」を再発見する-三重の歴史的・文化的営みを通して-を開催し、92名が参加しました。
 このシンポジウムは、三重大学の「人と自然の調和・共生」、「地域に根ざし、世界へ通じる人材育成」という教育理念のもと、歴史的、地理的にも恵まれた三重県をフィールドに、SDGsをテーマとして開催しました。


【写真1】 開会のあいさつ

  はじめに、朴恵淑人文学部教授から「今日のシンポジウムではSDGsとは何かについてじっくり考え、隣の方と手を結ぶことで自分の役割が1+1=100になるようなシンポジウムになればと思っています。」と開会の挨拶が述べられました。続いて、鈴木英敬三重県知事から手紙によるご挨拶(代読:三重県環境生活部地球温暖化対策課小林克史課長)があり、駒田美弘三重大学長からビデオメッセージによる挨拶がありました。

  【写真2】人文学部 朴恵淑 教授      【写真3】駒田美弘 学長のビデオメッセージ

  第1部の基調講演では、株式会社 環境文明研究所 代表取締役・所長、認定NPO法人環境文明21 顧問の加藤三郎氏を招き、「環境文明論的SDGsと三重大学・三重県への期待」と題した講演が行われました。講演の中で、なぜSDGsなのか、日本社会を持続可能な環境文明社会に改築するためにはどうすればよいのか、大学の役割は何かなどについて説明されました。
 最後に、「昔持っていた知恵と新しい知恵をよく見比べながら新しい橋を作っていく場として、三重大学は良い位置にあるのではないかと思っています。是非そのような方向で動き出していただけると嬉しいと思います。」と述べられました。


【写真4】株式会社 環境文明研究所 加藤三郎 代表取締役・所長
(認定NPO法人環境文明21 顧問)

  第2部では、朴教授がコーディネーターとなり、加藤氏にも引き続きご参加いただき、パネルディスカッションが行われました。パネリストは、音羽 悟 神宮司庁広報室広報課長、竹内千尋 志摩市長、田中俊行 前四日市市長・学校法人大橋学園顧問、速水 亨 速水林業代表、三重大学院生 安部大樹さん、三重大学学生 ESD・SDGsクラブ代表 南部陽香さん、山本俊彦三重大学理事(教育担当)・副学長の7名で、それぞれ行っている活動とSDGsの関わりや課題などについてプレゼンテーションを行いました。

【写真5】音羽 悟 神宮司庁広報室広報課長           【写真6】竹内千尋 志摩市長      

   最後に、山本理事から「このシンポジウムを毎年行い、内外に自分たちの取り組みを発信することを継続していきたいと思います。皆さんには、SDGsは自分の日常として考えて、行動していただきたいと思います。」と閉会の挨拶がありました。


【写真7】山本俊彦 理事・副学長


この催しは,SDGsのSDG11:11.4 およびSDG4:4.4に関連します。

参照:http://www.mie-u.ac.jp/topics/kohoblog/2020/02/post-1986.html