2021.06.22

2020年度「トップランナー研究」(情報学部)/講義実績


さまざまな企業のビジネスパーソンがゲスト講師として登場し、講演を行う科目「トップランナー研究」。ビジネスの最前線で活躍する方々から、動向や体験談を聞くことができる、開志専門職大学ならではのカリキュラムです。今回の記事では、2020年度に情報学部で実施した「トップランナー研究」をご紹介します。

 

情報学部での2020年度「トップランナー研究」講義実績

情報学部生を対象としたトップランナー研究は、ゲスト講師による講演の後、事前に与えられたテーマでグループディスカッションを行い、その結果をプレゼンテーション形式で発表するといった2部形式の講義になっています。今回のまとめ記事では、講師のご紹介と合わせて、学生が実際にグループで議論したテーマについてもご紹介します。

 

<第1回>
ゲスト講師は、ソフトバンク株式会社 代表取締役 副社長 兼 CTO 宮川潤一さん。
講義のテーマは「2050」。講義後のグループ討論では「30年後の世界、日本はどうなっていると思うか?」「2050年、理想的な社会を作るに至るまでに、日本・世界はどのような課題を抱え、その課題を解決するにはどのようにしたらいいと思うか」といったテーマが与えられました。

<第2回>
ゲスト講師は、楽天株式会社 コマースカンパニーCCO&ディレクター 野原彰人さん。
講義のテーマは「なぜ、楽天は大きくなったか」。楽天が日本を代表する大企業へと成長するに至った過程をお話しいただき、講義後のグループ討論では「何が成功・成長の要素か?」「そして、負うべきミッションとは?」をテーマに、学生が活発な議論を交わしていました。

<第3回>
ゲスト講師は、NTTコミュニケーションズ代表取締役兼副社長 兼 NTT執行役員 栗山浩樹さん。
講義のテーマは「デジタル革命と事業創造」。私たちの暮らしを支える重要なインフラ事業に長年携わってきた栗山さんからは「成長の必要条件としての社会インフラ」「リアルとデジタルの融合による価値提供」といった討論テーマが与えられました。

<第4回>
ゲスト講師は、LINE株式会社 執行役員 公共政策・CSR担当 江口清貴さん。
日本国内に8,600万人のユーザーを持ち、圧倒的なシェアを誇る「LINE」事業に携わる江口さんからは、ご自身の経歴紹介に始まり、企業や行政団体におけるAIやSNSの活用支援をはじめ、さまざまな事業の先進事例をご紹介いただきました。グループ討論のテーマは、今まさに世界で大きな課題となっている「新型コロナウイルス感染症対策」。学生からは、デジタル技術を駆使したさまざまなアイデアが発表されました。

<第5回>
ゲスト講師は、株式会社ラテグラ取締役 元株式会社ニワンゴ代表取締役社長 杉本誠司さん。
講義テーマは「デジタル社会とイノベーション」。動画コミュニケーションサービス「ニコニコ動画」を立ち上げた杉本さんから、ますます進化が加速するデジタル社会で革新的なサービスを創出する考え方のヒントを教えていただきました。グループ討論のテーマは「イノベーティブなデジタルサービス、デジタルビジネスを創造(デザイン)してみる」。学生からは「死者と話せるサービス」や、高齢者をデジタルぎじゅつで助ける「オーバーヘルプ」など、斬新なビジネスアイデアが飛び出しました。

 

2021年度も、引き続きトップランナー研究を実施予定です。
当日の様子は、本学の公式サイトでレポートしていきます。