2022.02.08

国際ボランティアプロジェクト: “水ボラ”

原則 6   人々の国際市民としての意識を高める

原則 10 異文化間の対話や相互理解を促進し、不寛容を取り除く

岩手県立大学は、2011年3月11日に発生した東日本大震災とその後の津波の被災地の復興支援に、米国オハイオ大学の学生、教師、職員とともに支援を行っています。最初のプロジェクトは2011年9月に実施し、2012年9月に2回目のプロジェクトを実施しました。2013年から、中部大学の学生と教員、本庄国際奨学財団の外国人奨学生も参加しています。

このボランティアプロジェクトは、震災によって緊急仮設住宅や災害公営住宅への入居を余儀なくされた地域住民に、ボトル入り飲料水を配布する「水ぼら」と呼ばれています。国際ボランティアメンバーは、住民、特に一人暮らしの高齢者に「声をかける」「見守る」という会話の機会を作り出すだけでなく、彼らを元気づけます。本庄国際奨学財団は、毎年数千本の1リットルのボトルを提供しています。

第九回目となる今年(2019年)は、本庄国際奨学財団関係者と外国人奨学生、中部大学と岩手県立大学の学生と教職員の総勢90名が、岩手県陸前高田市の災害公営住宅への「水ボラ」に参加しました。

 

岩手県立大学の学生の一人は、「留学生と一緒に行動して感じたことは、ボランティア活動に国境が無いということです。留学生は住民を心から心配し、笑顔で一生懸命対応していました。その様子を見て、ボランティア活動は世界中の人とのコラボレーションを可能にする素晴らしいことであると気づきました。私は、海外で災害が起きた場合は、進んで支援のために出かけます。」 と印象深く話していました。

アカデミックインパクト活動報告(2019年度)

UNAI Report 2019 (Iwate Prefectural University).pdf