2021.10.07

法学部科目「外交総合講座」に国連広報センター所長の根本かおるさんをお招きしました(10/6)

法政大学法学部で秋学期に隔年開講している『外交総合講座』に、国連広報センター(UNIC)所長の根本かおるさんをお招きし、「国連と日本:SDGs達成への日本の貢献と課題」をテーマにお話ししていただきました。

この講座の目的は、開発と貧困、経済格差、軍縮問題といった国際社会が直面する越境的な諸問題について、日本が、国際機関、地域機関、企業や市民社会などの多様なアクターとどのように取り組んでいるのか、日本の外交政策の現状と課題について理解を深めることにあります。毎回、外務省やその他の省庁からの実務家、国際機関、ジャーナリスト、研究者、民間企業、NGOから有識者の方をお招きし、ご講義を担当していただいています。多岐にわたる分野から現場の声をご講演をいただくことによって、政府間関係からでは知りえない広義の「外交」への理解を深めます。

10月6日の根本UNIC所長のご講義では、国連の多岐にわたる活動についてご紹介いただいたあと、新型コロナウイルスの影響を受けてSDGs達成への歩みが世界的に大きく停滞している現在において、持続可能な社会を実現するためには私たちひとり一人の意識の向上と行動がいかに重要であるかについて、最新のデータを基にご説明頂きました。

当日は、残念ながらZoomでの授業になりましたが、昨年からオンライン授業が続いてキャンパスライフを楽しむことができない学生に向けて、先日の国連総会でのBTSのスピーチを紹介しながら、「皆さんは、コロナによる “ロストジェネレーション” ではなく、むしろ挑戦を恐れずに勇気を出してウェルカムと言いながら前に進んでいく”ウェルカムジェネレーション” です」と、力強いメッセージを頂きました。約260名の履修生はそのメッセージを強く心に刻んだようでした。