2017.08.30

2017年度「海外フレッシュマンキャンプ」報告

国際教養学部の学生たちは、台湾での海外触れ主マンキャンプから学生生活をスタートして、グローバル人材としての第一歩を踏み出しました。

海外フレッシュマンキャンプは入学式直後に出発するため、入学前から事前学修を実施します。研修の心構えや訪問国の現地事情、日本との関係などを学び、グループワークで学生同士が交流する機会を設けます。自分の知らない現地の歴史や文化に触れる体験、現地学生との交流などを通じて受けたカルチャーショックは、自らの目で世界を見つめることの大切さを気付かせ、その後の学修のモチベーションを高めます。

■現地学生と台湾の日常に触れる ~ 台北市内フィールドワーク
現地学生の案内で台北市内の観光スポットを訪れました。訪れた場所の文化的な意義や人気の理由などを現地学生に英語で質問しながら、コミュニケーションを図りました。また士林夜市など台湾の観光地としての魅力を再発見するとともに台湾の日常に触れ、日本文化との違いを実感しました。

■現地学生との交流会 ~ 国立台北商業大学
国立台北商業大学を訪問し交流会を実施しました。自己紹介に続き、各チームごとに台北市内でのフィールドワークの成果発表を行いました。 現地学生と英語を中心に発表の準備を進めましたが、なかなか伝わらない部分も多く、英語で自分の意思を伝える難しさを実感し、これからの学びのモチベーションを高めるきっかけになりました。

■日台関係を学ぶ ~ 日本台湾交流協会訪問
日本における対台湾の窓口機関である、公益財団法人日本台湾交流協会を訪問しました。日本台湾交流協会は公式に国交のない台湾と民間交流関係を維持するための機関で、大使館や領事館のような在外公館の業務を行っています。文化室主任の方から日台関係と台湾情勢、交流協会の仕事について話を伺い、日本、台湾、中国の関係について理解を深めました。

■日本企業の海外進出について学ぶ ~ 台灣山葉機車工業股份有限公司訪問
自動二輪大手である「ヤマハ発動機株式会社」の現地法人「台灣山葉機車工業股份有有限公司」を訪問しました。総経理(社長)から日本と台湾のマーケットの違いやバイク大国である台湾で販売されている商品について伺いました。また日本企業やその社員が現地で仕事をしていく上で重要な部分についても学びました。

■台湾の歴史を学ぶ ~ 忠烈祠・国立故宮博物院
台湾の歴史に触れるため、戦没者を祀る忠烈祠と国立故宮博物院を見学しました。国立故宮博物院の69万点以上の収蔵物の多くは内戦後、台湾に撤退した国民党によって北京の故宮博物院より移送されたもので、中国芸術文化の集大成ともいえます。これらが台湾にある歴史的背景を知り、中国と台湾の関係について理解を深めました。

外から日本を眺めた経験、現地で受けた刺激は、帰国後の学修に活かされています。